住宅メーカーをはじめとして、障害者や高齢者に配慮したバリアフリー商品の開発がすすめられています。バリアフリーの考え方は従来障害者らが生活するうえでのバリア(障壁)を取り除き、生活をすこしでも改善していこうというものでした。
この考え方を一歩進めて、使うだれもが便利で快適なユニバーサル(普遍的)な商品や社会環境を目指す考え方が、ユニバーサルデザインです。移動しやすいよう通常より広い廊下やドア、車椅子でも入りやすい自動ドアの玄関。足腰への負担を軽くするために設置されたエレベーターなど。誰もが住み心地のいい家とは、お年寄りや障害者への配慮はもちろん、健常者にとっても快適な空間なのです。
1996年秋から「バリアフリー」の基準にあった住宅には住宅金融公庫の優遇金利が適用されます。
その主な住宅の条件は、
などです。
2020年には国民の4人に1人が65歳以上という高齢化社会が到来します。体の負担が最小限におさえられる住宅は、今後ますます注目されるでしょう。